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S 邸
詳細DATA
種別 戸建再生
エリア 札幌市白市区
面積 106平米
築年 1971年
こちらはS様の自宅そばに元々親と同居されていた住宅です。
築約50年が経ち何年も空き家状態でした。
また旗竿地で建物の間口が2m以下な為、再建築が不可という事で何か再生する事は出来ないでしょうか?というのが初めのご相談でした。
場所は地下鉄徒歩圏内なのでリフォームをして賃貸住宅として運用する方法をご提案しました。
工事が着手し床や天井を解体したところ想像以上に建物は老朽化しており、床も目が回るほど斜めになってましたが、ジュリアではこのような古民家でも再生いたします。
concept
古い素材の良さを活かす
外装 ビフォー
外壁 玄関 屋根 すべてリフォームしなければならない状態でしたが
コストを抑えることが第一条件でした。
外装 アフター
外壁は玄関回りのみ(コの字三方)サイディングとしその他は塗装にしました。
屋根は一部錆ていたので補修後塗装。
既存の物置も屋根を補修し塗装しました。
同じ色のペンキを使用しオイルタンクも塗っております。
玄関 ビフォー
昔ながらの二枚引きの玄関ドアは当時寒冷地仕様ではなかったので冷気が中に入り玄関内は寒いのが当時は普通でした。
玄関 アフター
豪華な木目調の袖付タイプをチョイスしました。
内部もお洒落なシューズBOXと床はネイビーのタイルを採用。
家の顔である玄関は内外とも見違えました。
リビング ビフォー
一番気を使ったのが一階のリビングです。
斜めになっている床。断熱材が不足している天井内。
まずは目に見えない部分からの補修工事です。
リビング アフター
居間と和室をブチ抜いて広い空間を作りました。
柱と柱には移動式の棚を採用し、お洒落に変身しました。
床、壁、照明それぞれ色のバランスを考慮しハイセンスな居間が完成しました。
1階和室 ビフォー
当初、和室部分を洋室に変更するのみの計画でしたが右の壁を解体し広い一室にした方が使い勝手が良いと判断しました。
部屋全体も暗いので明るい照明計画が必要となりました。
1階和室 アフター
ポイントは左奥の床の間にあった当時の竹細工で吊るした棚を処分することなく再利用したことです。
さりげない昔の和テイストが生かされております。
全窓(内窓)にはプラストサッシ(樹脂サッシ)を採用し、気密性を高めており古民家の弱点である“寒い家”は問題なくクリア出来ました。
階段 ビフォー
昔の家の壁面はクロスではなく塗装であったり、このような化粧板を貼っているのが主流でした。
階段 アフター
階段部はそのまま使用する事とし、ペーパーをかけ、下地を補修後塗装しました。壁はボードに張り替え、クロス仕上げです。
各電気のスイッチも全て現代の物に変更しております。
キッチン&洗面所 ビフォー
ここも大変苦労したとがころです。
単に設備機器を取り換えるだけではなく、事前に給排水が正常かどうか点検しなければなりません。
特に排水が流れにくい場合、最悪逆流や悪臭が発生し入居者に嫌な思いをさせてしまします。
キッチン&洗面所 アフター
鮮やかなホワイトカラーのシステムキッチンにワイドな洗面化粧台を採用し、見事なまでに変身しました。
お風呂 ビフォー
昔の風呂は釜焚きでカランは水のみでした。
そして何より寒いです。
脱衣所に電気ストーブを付けることもありました。
お風呂 アフター
元々サイズが小さい昔のお風呂でしたが壁を一部解体しワンサイズ大きくすることが出来ました。
壁一面にワンポイントの木目柄を採用。
サーモシャワー付きであったかお風呂でくつろげます。
2F和室A ビフォー
こちらも床下から手を加えて正確にフラットな床を作ることからの作業です。
2F和室A アフター
畳から木目の床に変更しました。
押し入れは補修プラスクロス仕上げで和洋混合仕上げです。
2F和室B ビフォー
壁も天井もボードの張替えをします。
2F和室B アフター
こちらも畳から木目の床に変更しました。
照明はリモコン機能付きです。
押し入れにはステンパイプを取り付け重さに耐えられるよう補強をしております。
2F和室C ビフォー
とても暗い部屋でしたので明るくするために壁を一部解体します。
壁、天井の下地にも手を加えます。
2F和室C アフター
鮮やかな白と木目のコントラストで見違えりました。
天井の一部は元々の形を生かし現代風にアレンジし斬新なデザインとなりました。